顔のたるみと活性酸素

顔のたるみは細胞の酸化で引き起こされるのは、食べ物や金属は、空気に長く晒されると酸化して傷んでしまいますし、人間の体も酸化を起こし、お肌が老化してたるみやシワができやすくなります。

顔のたるみも、細胞が酸化することが原因のひとつと考えられていて、生物が生きるには呼吸しなければなりませんし、人間も、酸素を吸って二酸化炭素を排出していますが、体内に取り込まれた酸素の内、使われずにいた分が活性酸素に変質することが問題となります。

活性酸素は、酸素がさび付いた状態になったものといえますが、酸化した酸素は、ウイルスや菌から体を守るという役目も持っていますが、過剰にあると身体機能に影響を与え、正常な細胞を傷つけ、ガンなどの疾患を引き起こす原因にもなります。

お肌にとっても、活性酸素はよくありませんし、皮膚の老化を促進するので、ほほのたるみやシワ、ニキビ・吹き出物ができやすいお肌にしてしまいますし、加齢によって身体が本来備えている抗酸化物質が減少します。

活性酸素の増加を抑えるのも、たるみ対策には必要で、酸化を防ぐには、抗酸化の働きのあるビタミンEなどが豊富な食品を食べ、メイクをしたらしっかりと落として酸化しやすい油分を落とすといった工夫が大切です。

活性酸素を減らすことはアンチエイジングケアにもなりますし、ふっくらとしたほほの美しいフェイスラインになるように、活性酸素の抑制を心がけます。

顔のたるみと骨格

顔のたるみは骨格とも関係がありますので、スキンケアを欠かさず、食事や生活にも注意しているのにも関わらず、顔のたるみがなかなか改善しない場合は、骨格の歪みが影響していることがあります。

顔のたるみを起こす大きな原因は、加齢などですが、若い方にもたるみで悩んでいる方が増えているのは、姿勢の悪さから骨格が歪み、骨格の歪みが元になってたるみやすくなっているケースが少なくありません。

骨格が歪んでしまうのは、猫背や頬杖をついたりすることから起こりますし、顔の歪みからたるんでしまうこともあります。

顔の表情には個人差があり、表情が大きい方ほど筋肉が使われる傾向にありますので、筋肉を使うのは、顔のたるみ予防にとっては大切なことですが、顔中心の筋肉がこわばってしまいますと、顔の骨も中心部分に引き寄せられることになるため、ほほの肉の場所がせまくなって、たるんでしまう場合があります。

顔のたるみは高齢の方に起こりやすいのですが、骨格の歪みには整体が効果的で、正しい位置に骨格を戻すことで、お肌のたるみを改善できます。

骨格の歪みの整体を受けますと、顔のたるみだけではなく体のむくみが取れ、血液循環がよくなって疲れが溜まらなくなりますし、整体後には姿勢を正しくするように気を付けると、顔のたるみやフェイスラインの崩れも防げます。

顔のたるみをとる方法をいくら試しても成果が出ない方は、骨格に原因があるためかもしれませんので、姿勢のチェックをして見てください。

顔のたるみとお肌の糖化

顔のほほや目の下などがたるむ原因にお肌の糖化があげられますが、糖化はお肌がハリを失ってしまう現象で、糖化がたるみの要因であるとされるようになりました。

若い肌は弾力があり、ピンと張って潤いもありますが、徐々にゆるんでしまい、重力に負けて下へと垂れ下がるようになります。

皮膚の薄い部分はたるみやすく、やがて顔全体が老化して老け顔になってしまいますので、お肌の老化を招く糖化を予防できれば、顔のたるみケアになります。

糖化が起こるのは、糖分(グルコース)が食事などで取り込まれることで始まり、糖が体内に入り、体を構成しているタンパク質と結合すると、タンパク質まで糖化させます。

お肌の場合、皮膚を構成しているタンパク質のコラーゲンやエラスチンと結び付いて糖化生成物を生成し、糖化生成物は物の柔軟性を妨げる性質があって、溜まっていくとどんどん張りのないくすんだお肌になってしまいます。

糖化したお肌はハリがなくなって、ほほなどにたるみのある老化した状態に陥りますので、肌老化を防ぐためには、糖化が起こらないようにするのがポイントです。

糖化が起こらないようにするには、甘いものや炭水化物の摂り過ぎに注意し、コラーゲンを合成する機能を強化するようにして、糖分を消費するために運動も行います。

糖分をエネルギーに変えられるように、ウォーキングをするなどして、顔のたるみのないお肌の糖化防止が大切です。